2010/01/09

マフィアと政府と警察の関係 La French Connection

2009年はコルシカの中だけで、マフィアとマフィアの喧嘩で28人が亡くなりました。

このニュースを聞いたときに思ったのは、どうしてこんなきれいな島でこんなことがあるんだろう。
コルシカのニックネームは、L’Île de Beauté (美しい島という意味)。本当にすごくきれいな島です。
ホリデーハウスや観光でとても人気です。

コルシカに住んでいる人は30万人くらいだけで、その中で28人がマフィアの喧嘩で亡くなりました。
今、コルシカはヨーロッパで1番マフィアたちの喧嘩があります。

フランスでコルシカのイメージは、FLNC(Front Liberation National Corse)のことが1番強いです。
FLNCは、コルシカはフランスから別れてコルシカだけの国にしたいという活動をしています。
交番や郵便局や市役所などの国のオフィスを爆発させたり、国にアタックする激しい活動です。
このことが1番有名でこのイメージが1番強いです。
これが普通のフランス人が思うコルシカのイメージだけど、殺人で亡くなった28人は、マフィアとマフィアの喧嘩で亡くなりました。
コルシカは国と別れたいということがコルシカの中の1番大事なことじゃなくて、コルシカの中で絶対に他のことがあると思いました。
でも、フランスのメジャーのメディアにはこの話はぜんぜん出ません。

少し調べると、フランスのマフィアと警察と政治家は強くて離れられないくらいつながっていることがわかりました。
マフィアと関係がある警察や政治家は、下の人たちではなくてみんな高いポジションの人たちです。


フランスにはマフィアがいます。マフィアはイタリアの名前で、フランスではLe milieu(ル ミリュ)と言います。
フランスのマフィアはいろんなところにいるけど、1番強くてメインはコルシカのマフィアです。

コルシカのマフィアは1960年の頃、イタリアのマフィアよりやばくて大きいマフィアでした。
なぜかというと、マルセイユにアフリカや東南アジアからドラッグを入れて、ここからUSAにいるイタリアのマフィアに出していました。
USAのイタリアのマフィアは1番やばい大きいマフィアでした。
USAではフランスのマフィアを Unione Corseと呼んでいました。
この頃のことは、1971年のアメリカ映画 French Connection(フレンチコネクション)の映画をみるとよくわかります。この映画は本当の話です。
このころの話が1972年のTIMEの雑誌に書いてありました。
http://www.time.com/time/magazine/article/0,9171,910391-1,00.html

この頃がコルシカのマフィアの1番のピークタイムで、1985年くらいには静かになりました。
マフィアはずっといたけど、1985年から2006年までは静かにしていました。
でも、2006年からまたマフィアとマフィアの喧嘩が増えました。

コルシカの中には北と南にマフィアがあります。
1番有名で強いマフィアは北コルシカのマフィアです。
北コルシカのマフィアの名前は、La Brise de mer(海の軽い風という意味)です。
北コルシカのマフィアの中にはだいたい10の家族がいます。

2009年に亡くなった28人は、北と南の喧嘩で亡くなりました。
北と南の喧嘩が増えて、FLNCのテロの数は1/4に減りました。


コルシカのマフィアたちがやっているビジネスは、コルシカだけじゃなくてマルセイユ、ニース、カンヌ、エクス・アン・プロヴァンス、ディジョン、リヨン、パリのようなお金がある町でやっています。
すごく高いレストラン、クラブ、カジノ、女性、ドラッグのビジネスをやっています。
普通の会社もやっています。

南と北の喧嘩のメインは、ビジネスのテリトリーの喧嘩か、誰かがマフィアじゃない人にマフィアの話しをしたときです。

マフィアの中のルールは、マフィアの中の話は誰にも言わないことです。
家族のリーダーが死ぬなら、リーダーの家族の中の誰かが警察にマフィアの話をしたからということがあります。

2009年に28人に増えたのは、北の家族の1人がフランスのシークレットポリスDCRIに15年間マフィアの話を全部教えていたことがわかったからです。それから北と南の喧嘩が大きくなりました。
シークレットポリスDCRIは、フランスの警察で誰のことでも盗聴、盗撮、スパイを何でもできます。

このことは、2006年にPJ(Police Judiciaire 犯罪を調べる警察)がフランスのSMSという会社を調べたことからはじまります。

ちなみにPJとDCRIは同じフランスの警察だけど仲が悪いです。警察の中はいろんな警察がいてどの警察もみんな仲が悪いです。

2006年、PJはSMSの会社の社長 Antoine Nivaggioni が怪しいと思ってAntoine Nivaggioniのことを調べ始めました。
Antoine Nivaggioniは、2000年までFLNCのリーダーをしていました。
これはマフィアのメンバーだということです。
Antoine Nivaggioniは殺人の問題もありました。
でも、Antoine Nivaggioniが2000年から作ったセキュリティーの会社は2006年までにすごく儲かって、コルシカの中で大きい会社になりました。

Antoine Nivaggioniはビジネスの中でうその会社を作ったりお金を騙したりしていたのでPJはそのためにAntoine Nivaggioniを捕まえたかったです。
でも捕まえるまでに14ヶ月間かかりました。
Antoine Nivaggioniはコルシカの中にいたけど、マフィアがみんな手伝いをして隠れていたので長い時間がかかりました。

PJがAntoine Nivaggioniのことを調べるためにスパイをしていたとき、Antoine NivaggioniがDCRIの上の人と15年間マフィアとDCRIの情報を交換していたことがわかりました。
Antoine Nivaggioniはフランスの政治家の上の人たちとも連絡をしていました。
PJがスパイをしてわかった情報はA4の紙40,000ページのリポートがあります。

マフィアが警察と政治家に情報を教えていたことがわかって、マフィアのルールが壊れたので、普通は南と北はスムーズだったけど2006年から喧嘩が大きくなりました。

Antoine Nivaggioniは捕まってから4回刑務所を変わりました。
南コルシカ、北コルシカ、パリ、マルセイユの刑務所に行きました。

マルセイユの刑務所に来たとき、1番近くの裁判所から裁判をするための紙が出るはずだったけど、誰もその紙を作りませんでした。
裁判をするための紙を決まった期間に出さなかったので、Antoine Nivaggioniは裁判をしないでそのまま刑務所からでました。
紙を作らないといけない場所のトップは途中で変わりました。だから誰が作らないといけなかったか、ミスしたのか、わざと作らなかったのか、何もわからなくなりました。

このことをするために、マルセイユの刑務所に変わったかもしれません。
マルセイユは北コルシカのテリトリーです。

Antoine Nivaggioniが捕まったとき、会社がなくならないためにSMSのスタッフたちはSMSを買いました。
新しい会社の名前はArcosur です。
変わったのは名前だけ。SMSが最初からやっていた国の仕事はそのままです。
今でも何も変わらず国と仕事をしています。

この会社の仕事は、空港と港の安全を守ることです。
バスティア空港、トゥーロン空港、マルセイユの港・・・
もし、ドラッグを輸入したいならすごく便利なビジネスじゃないですか。

SMSには、Veoliaという世界の中でもすごく大きい会社の社長が20万€投資しています。Veoliaは水をきれいにする会社です。
他にもすごく高いポジションの人たちがSMSに投資して、SMSと関係がありました。


殺人の経験があって、2000年までFLNCのリーダーをしていた人に、国は国の安全のための仕事をあげて、大きい会社の高いポジションの人たちがその会社をお手伝いしている。
1回警察に捕まったけど、好きな刑務所に変わって、罰は何もなし・・・
マフィアと国と警察が何も関係がないことは、考えられないことです。


国は第2次世界大戦のとき、コルシカのマフィアにアンダーグラウンドのことでお手伝いを頼んでいました。
戦争が終わったとき、アンダーグラウンドの3人のリーダーにありがとうのために国は大きいポジションをあげました。
その3人の中の2人は政治家になりました。ひとりはフランスの1番儲かる町 Neuilly sur Seineの市長になりました。
その人の姪は1982年にニコラサルコジと結婚をしました。
ニコラサルコジの1番初めの結婚相手 Marie-dominique Culioliです。彼女はコルシカの人です。
結婚のときのニコラサルコジの付添い人はリーダー3人の中の1人Charles Pasquaでした。
このときにサルコジはコルシカに家を買いました。
サルコジはこのときからコルシカの人たちと家族になりました。

今日書いたことはたくさんあることの中のひとつのケースです。
国がマフィアのためにしてあげることはたくさんあります。

マフィアと国は、昔からずっと繋がっています。
どこまで繋がっているかわかりません。
マフィアと国は、もう離れることができません。
これがフランスです。

フランスのマフィアや警察のことがよくわかる映画があります。
French Connection 1971年のアメリカ映画
Le prophète 2009年の映画 コルシカのマフィアの刑務所の中のことがよくわかります。
36, Quai des orfèvres日本語のタイトルは、あるいは裏切りという名の犬 フランスの警察同士の問題がわかります。




大丈夫、マルセルはコルシカからじゃないから怖くないよ;)
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3 件のコメント:

petit-KAKA さんのコメント...

Bonjour!マンセルさん
最近パリは雪が降って寒いので、コルシカ島に行きたいなぁっと調べていたところでした。
日本の旅行本には「美の島という異名を持つこの島は、その景観美しさに魅了され再訪を願うほどだ」と紹介されています。
でも、怖くなったのでコルシカ島に行くのはやめておきます。:)
これからもフランスの地方の紹介記事を楽しみにしています。

junjun さんのコメント...

素敵な島なんですよね、陽光の島って感じでフランスとは思えないくらい。。

でもかなりスペシャルですよね、「いいなぁ温かくて、きれいで」て言ったら、うちの主人に「僕はコルシカ人じゃないからあそこには住めない」って言われました。すごく疎外されるなんですって。

コルシカの住民は「この島にマフィアなんてありえない!」ってテレビで言ってました。みんなが知っている事実なのに、公然の秘密、日本も本当はそうなんでしょうけれど、そこまでおおっぴらではないですものね、フランスってやっぱり変な国。

Marcel さんのコメント...

petit-KAKA san,
書くことを忘れたですが、コルシカのマフィアは普通の人に悪いことをするとかはないです。カフェにいるときにマフィアとマフィアの喧嘩があったらそのときは危ないけど、普通の個人に何かすることはないですよ。
だから、是非コルシカへ行って下さい。本当に本当に綺麗なところですよ。

junjun-san,
本当に素敵な島ですね。
マフィアは、マフィアですよっていう感じじゃないです。みんなマフィアってわかっているけど、そのことは言わないです。

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