2009/12/22

これはクリスマスケーキ Bûche de Noël


突然ですが、今(12月)日本のどこで苺が採れますか?

苺は本当はだいたい5月がシーズンです。太陽から栄養をもらっておいしい苺ができます。
でも、どうして日本のクリスマスケーキの上には苺がいっぱいあるの?
クリスマスに苺を食べる、本当にこれはわかりません。

ニュースで日本のことをみました。
日本では12月から5月が苺のシーズンと言っていました。
これは本当に信じられないこと。
ビニールハウスでヒーターを使って温かくして、土が冷たいからシェルフに入れて、ケミカルを使って苺を大きくして作って、これでできた苺を”シーズン”ということは、考えられません。これはシーズンとはいいません。ただ販売が多くなるときです。
外を見て、花見えない、木の葉も見えない、こんな季節にどうして苺ができますか。
自然に出来たものじゃないことは外を見たらすぐわかります。

1番おかしいことは、どうしてこれがおかしいことって誰も何も言わないの?ということです。
人がシーズンじゃない苺を買わないなら、このおかしくなったことはもう終わり。でも人が買うからまだ作る。フランスでは、とても考えられないことです。

苺をクリスマスに食べることが普通になっているから、まあいいでしょと思うかもしれないけれど、もし私がクリスマスにすいかやそうめんを食べたいって言ったらみんな私のこと変な人だと思うでしょう。

苺のことを日本のホームページで調べたらこのテキストを見つけました。(12月から苺シーズン)
本当に本当にショックなことです。

フランス語圏の国は、南フランスとか場所によって違うところもあるけれど、Bûche de Noël(ブッシュドノエル)をクリスマスケーキで食べます。
Bûche(ブッシュ)は暖炉に入れるような木のことを言います。

むかしむかし、ずっとむかし、ヨーロッパの農家の家は冬にBûcheを使って家を暖かくしていました。火は、太陽のイメージで、太陽は暖かいイメージなので、冬みんなが暖炉の周りにあつまっておばあさんの話を聞いたり、みんなで一緒にいました。

12月24日の夜もみんなで暖炉の周りに座って、11時まで木を燃やして暖かくしていました。燃やしている木を動かして火の粉がいっぱい出たら、来年は麦がいっぱいとれるねと話したり、窓の外に影が見えたら、来年は家族のなかで誰か亡くなるかもしれないねと話したりしました。
12時になったら、火を消して教会へ行きます。みんな火を消すから教会だけに火があります。
帰るときには、教会の火をもらって家に帰ります。
家に帰ると、クリスマスの夜のために1年前に切った1番きれいなBûcheを暖炉に入れて、教会からもってきた火をつけます。

みんなが教会へ行っている間におばあさんは、ドライフルーツやマロンのお菓子を子供たちのために用意して、新しいBûcheから出てきたギフトだよといってあげました。
これはサンタクロースがまだいないずっと前の話しです。

どんどん家が新しくなって暖炉がない家が多くなって、Bûcheを使わなくなってきたので、Bûcheのエンブレムが出来てきました。Bûche de Noëlもその中のひとつです。
Bûcheは、冬の部屋を暖かくする、冬の太陽のイメージです。だからBûche de Noëlを食べるととても暖かい気持ちになります。

Bûcheの色は、木の色だから茶色。茶色ならチョコレートかマロンです。
日本のクリスマスケーキのホイップクリームは雪のイメージだから、わかります。
やっぱり苺は信じられません!!

日本のみなさん、どう思っていますか?
そして今日もクリックでマルセルの応援をお願いしますね。

人気ブログランキングへ にほんブログ村 海外生活ブログ フランス情報へ
できれば2つともクリックして下さい。お願いします:-)

フランス語で経済についてブログを書いています。
Journal de Marcel l'investisseur




-----------------------------------
フランス人はどうやって出会って、恋をするのか。を書いた本です。
Create your own banner at mybannermaker.com!
-----------------------------------

4 件のコメント:

jumi さんのコメント...

今日の記事、凄く興味深かったです!本当におっしゃる通りですね。
実は私、お恥ずかしながらドイツに来るまでイチゴは冬の果物だって思ってたんです。12月に美味しくなるからクリスマスケーキに使うんだろうなって。。。ファミレスのデザートメニューにもこの時期どんどん出てくるし。。
無知でした。

きっとクリスマスケーキの白いクリームに、クリスマスカラーの赤が映えるから、イチゴなんでしょうね。でも、そんなに自然の摂理を無視して作ったイチゴじゃ悲しい。。近いうちに日本でも人々がそのおかしさに気づく事を祈ります。微力ながら自分の家族や友達にはこのこと言います(笑)。クリスマスケーキはブッシュドノエルがいいよ〜って。

Koko さんのコメント...

Marcel の意見は正しいと思います。でもこの『変な事』が、日本の経済を引っ張っているのも事実なんです。季節を無視した栄養のない高価な野菜や果物は、生き物の身体に何の益もありませんね。その証拠に、どんなに暖かい部屋に居ても真冬にスイカをおいしいと思いませんよ。世の中の流れに振り回されたくないですね。子供の頃、その季節に収穫されるものが一番栄養価も高くおいしいものだと、母が教えてくれたので、実行していますよ。

毎日リンゴを食べています。Marcel は?

junjun さんのコメント...

ビュッシュの話、心温まる昔からの伝統を初めて知りました。
これがクリスマスプレゼントの始まりなのでしょう、
このビュッシュをケ-キにしてクリスマスに食べるということに意味があった、ってことを日本でイチゴのケ-キを食べている人は知らないんですよね、

日本ではクリスマスケ-キは丸いホ-ル型です、それにしてもなんでケ-キ食べるんでしょう?

全てはコマ-ソン、売れればいいというより一年で最大の稼ぎ時、日本は伝統を無視して新しいものをどんどん作り上げて行ってしまう、これが日本って世界に一目おかれながらも尊敬されない理由なのかも、

日本の子供たちはたぶんイチゴは冬の果物って思っていることでしょう、エコブ-ムとは名ばかり。

Marcel さんのコメント...

jumi さん、日本の子供たちだけではなく、大人たちも苺のシーズンがわからなくなってきているですね。今回は苺の話でしたけどきっと他の野菜や果物や魚もシーズンがわかる人が少ないでしょうね。

kokoさん、私はよくジャムを作るので、りんごのジャムも作りました。ジャムはそのときある果物で作るので、いつもシーズンがわかります。シーズンのものを食べることが体に1番いいですね。

junjunさんのおっしゃる通りと思います。売るためなら方法は関係ないという感じがします。本当においしいものを食べようとするなら、自然にシーズンがわかって、自然にエコにつながります。完璧なことは難しいけれど、とりあえず私は冬に苺は食べません。食べたいと思わないから。

Related Posts with Thumbnails